「自己投資って、結局なにをすればいいの?」
「リスキリングって聞くけど、何からはじめればいいの?」
そう感じている人は多いはず。
20代での行動や習慣が、将来の年収や働き方に大きな差をつけることは、いろんなデータや体験談でも明らかではないでしょうか。
私自身も20代前半で「なんとなく不安」だったのが、少しずつ自己投資を積み重ねたことで、収入も増え、自信もつきました。
この記事では、20代からの自己投資が大切な理由や、今すぐ始められて効果が実感しやすい20代におすすめの自己投資を6つ紹介します。
なぜ20代から自己投資が必要なのか?
20代から自己投資が必要な理由はおもに次の3つです。
・キャリア形成の基盤づくり
・柔軟なマインドセットと学習力
・自己肯定感や自己効力感の向上
キャリア形成の基盤づくり
20代は社会人としてのスタート地点であり、キャリア形成において極めて重要な時期です。
ここでの自己投資は、今後数十年にわたる仕事人生を支える基盤づくりに直結します。
スキルや知識はもちろん、仕事に対する考え方や価値観、人間関係の築き方といった要素もこの時期に大きく形成されます。
近年は、テクノロジーや働き方の変化が激しく、一つの専門性だけでは通用しにくくなっています。
特に、AIは、IT業界だけではなく、様々な業界で必要とされてきているのではないでしょうか。
若いうちから多様な知見を取り入れ、学び続ける姿勢を持つことで、キャリアの選択肢を増やすことができます。
20代は、失敗を恐れずにチャレンジできる時期でもあります。
そのため、自己投資で学んだ知識を、職場や業務にアウトプットするのに最適です。
自己投資を継続することで、年齢を重ねても時代の変化にも対応できるしなやかな強さも身につけることが可能です。
20代での自己投資は、将来の選択肢を広げ、安定したキャリアを築くための最初の土台となります。
柔軟なマインドセットと学習力
20代は、新しいことを吸収しやすく、思考や価値観を柔軟に変化させやすい時期です。
この時期に自己投資を行うことで、学ぶ力や変化への適応力、挑戦を受け入れるマインドセットを育むことができます。
AIやグローバル化などにより、今ある職業が将来もあるとは限らない不確実性の高い時代となりました。
そんな時代だからこそ、自分の知識やスキルを定期的にアップデートし続けられる人が生き残り、成長できる人材となります。
自己投資によってスキルの幅を広げることは、将来の市場価値向上に直結します。
柔軟なマインドセットは、失敗や壁にぶつかったときにも前向きに乗り越える力となり、自分の可能性を広げるきっかけになります。
若いうちに意識して自己投資を続けることで、「変化に強く、学び続けられる人」へと成長できるのです。
自己肯定感や自己効力感の向上
自己投資は、自分自身の価値を高める行動であり、それは自己肯定感や自己効力感の向上にも直結します。
20代は、仕事や人間関係などで多くの挑戦や失敗を経験する時期でもあります。
そのなかで「自分には価値がある」「努力すればできる」という感覚を持てることは、心の安定にも、行動のモチベーションにも大きく影響します。
学びや経験に時間やお金をかけ、自分の成長を実感できたとき、人は自信を持てるようになります。
これは、単なるスキルの習得以上に、人生全体を前向きに生きる土台となります。
若いうちは、成果がすぐに目に見えにくく、迷いや不安も多くなります。
自己投資を通して「確かな自分」を育てていくことは、将来の自信や幸福感にもつながる非常に大切なプロセスです。
自分自身に投資することで、自己肯定感や自己効力感が養われ、プライベートやビジネスシーンでのパフォーマンス向上にもつながります。
20代で自己投資している人は5人に1人!?
「自己投資が大切とはいっても、休日は仕事で疲れて自己投資どころじゃない…」
自己投資をしたくても、体力的・時間的になかなか実現できない人がいるのではないでしょうか。
パーソル総合研究所の調査によると、読書や資格取得の勉強などの自己投資を行っているのは、およそ5人に1人といわれています。
つまり、自己投資をしている人は少数派といえます。
だからこそ、今このタイミングで行動を起こすことで、周囲と大きな差をつけるチャンスになります。
20代は、仕事の基礎を身につける時期であり、将来の方向性を考え始める重要なタイミングです。
ここで得た知識やスキル、自分への理解は、今後10年20年と長く活きる財産になります。
自己投資と聞くと「時間がない」「何から始めたらいいかわからない」と感じる人も多いかもしれません。
ですが、少しずつ行動に移すことで、確実に未来の自分を助ける力になります。周囲がまだ動いていない今こそ、始めどきです。
20代におすすめの自己投資
20代におすすめの自己投資は次の6つです。
1:読書
2:資格取得
3:身体と心のメンテナンス
4:自己分析
5:金融・マネーリテラシーを身につける
6:社外の人との交流
読書
「自己投資をしたいけど、何からはじめれば良いかわからない」
どうやって自己投資をしようか悩んでいる方にオススメなのが、読書です。
多くの社会人が行っている自己投資が読書です。
また、自己投資で読書をしている方は大学院卒などの高学歴な方が多く、総じて年収も高いといわれています。
読書をすれば年収が高くなるとはいえませんが、年収が高い人に少しでも近づけるのは確かです。
読書は、知識を深めたり視野を広げたりするための自己投資として非常に効果的です。
ビジネス書を読めば、仕事の進め方や考え方の引き出しが増え、小説やエッセイでは他人の感情や価値観に触れることができ、共感力や柔軟な思考を養えます。
特に社会経験が浅い20代は、まだ自分の考えや価値観が固まりきっていない分、多様な視点を吸収しやすく、読書の効果が出やすい時期です。
成功者の思考や失敗談を間接的に学べるのも読書の魅力です。
時間もお金も限られる20代だからこそ、コスパの良い自己投資として読書を習慣にすることで、将来の選択肢やチャンスが広がります。
職場や住んでいる場所の近くの図書館を利用することで、お金をかけずに自己投資をすることも可能です。
市区町村によっては、電子書籍を貸し出している図書館やカフェが併設されている図書館もあります。まずは、お近くの図書館を調べてみるのもオススメです。
ビジネススキルの取得や資格取得
社会人1、2年目の方は、Excel術やプレゼン力、マーケティングなどのビジネススキルの取得をオススメします。
仕事をし始めると、悩むことが多々あると思いますが、悩みの多くはビジネススキル習得で解決が可能です。
ビジネススキルは業界や職種関係なく活用することができ、将来の転職・昇進にも直結し、副業・転職にも効いてきます。
昇進や仕事を行う上で資格が必要だとわかっている場合は、資格取得もオススメです。
20代はまだキャリアの方向性が定まっていないことが多く、自分の市場価値や専門性を高めるためにも資格取得は有効な手段です。
資格は、自分の知識やスキルを証明するわかりやすい指標であり、転職や社内異動などの選択肢を広げる武器になります。
また、資格を取る過程で得た知識や勉強習慣は、実務に活かせることも多く、長期的に見ても大きなメリットがあります。
20代は時間の融通が利きやすく、吸収力も抜群です。
自分のキャリアに必要な資格を見極めて、早いうちにチャレンジしておくことで、30代以降の働き方に自信を持って臨めるようになります。
身体と心のメンテナンス
若いうちは多少の無理も利くため、自分の身体や心の状態に無頓着になりがちです。
しかし、20代のうちから健康意識を高めておくことは、将来のパフォーマンスを支える基盤となります。
社会人生活においては、長時間労働や人間関係のストレスなどで心身に負担がかかりやすく、それを放置すると燃え尽き症候群や慢性的な体調不良につながるリスクもあります。
運動習慣や食生活の見直し、睡眠の質の改善など、小さなことから始めるだけでも効果は抜群です。
特に睡眠の質は、仕事のパフォーマンスと人生満足度に直結します。
布団やマットレス、枕にお金をかけることで、日中のパフォーマンスを上げることが可能です。
リモートワークやおうちで座り仕事が多い方は、デスクやデスクチェアにもこだわると、疲れづらくなります。
筋トレ・運動習慣を取り入れることによって、自己肯定感アップや集中力アップ、ストレス耐性強化にもつながります。
適切に運動を行うことで健康的に過ごせるので、やらない理由が見つからない自己投資です。
また、マインドフルネスやカウンセリングなど心のケアを学ぶことで、自分の感情と上手に向き合えるようになり、結果的に仕事の集中力や人間関係の質も向上します。
私が実践していて、誰でもはじめやすい健康習慣は次の3つです。
・最低でも、週に4日以上は5000歩歩く
・毎日5時間は寝る
・1分間、目をつぶって深呼吸する(瞑想)
運動が苦手な方や健康的な生活をしたいけど時間が取れない方は、真似してみてください。
自己分析
20代の多くの人が、自分の強み・弱みや価値観、やりたいことがわからないのではないでしょうか。
自己分析は、自分の人生を自分で選ぶための第一歩です。
やりたいことが明確になればキャリアの方向性に納得感が生まれ、行動力も自然と高まります。
また、仕事での失敗や人間関係の悩みに対しても、自分の特性を理解していれば客観的に向き合えるようになり、感情に振り回されにくくなります。
自己分析は一度やって終わりではなく、経験を重ねるごとにアップデートした方が良いです。
20代のうちにこの習慣を身につけておくことで、将来の選択に迷ったときにも自分の軸を持って判断できるようになります。
そのため、就活だけでなく人生全体を見直すツールとして有効です。
転職を考えている人は、転職活動前に自己分析を実施し自分の強みを知ることで、向いている働き方や成長の方向が見えてきます。
本格的なコーチングやメンタリングを受けることもおすすめです。月数万円かかることもありますが、短期集中で価値観整理ができるため、キャリアに迷っている人に特におすすめです。
金融・マネーリテラシーを身につける
20代のうちは、お金について深く考える機会が少ないかもしれません。
しかし、社会人として給料を得るようになると、貯金、保険、税金、投資など、身の回りのお金に関する知識が必要不可欠になります。
早いうちにお金の流れや資産形成の考え方を理解しておくことで、無駄な出費を減らし、将来の不安を軽減できます。
マネーリテラシーを身につけていると、老後や結婚、子育てといったライフイベントへの備えも自然とできるようになります。
20代から始めれば、少額でもコツコツと資産を増やすことが可能です。
お金に働いてもらう感覚を今のうちに身につけておくと、経済的に安定しやすくなります。
経済的な安定は、自由な人生設計を叶える土台にもなります。
社外の人との交流
20代は職場以外の人とのつながりが少なくなりがちですが、視野を広げるためにも社外交流は非常に重要です。
異業種の人との対話を通じて、自分の仕事や考え方を客観視できるようになり、新たな価値観や刺激を得られます。
趣味や学びを通じたコミュニティ参加は、自分らしい人生を築くヒントにもなります。
20代はまだ人脈も少なく、業務に追われて狭い世界に閉じこもりがちですが、あえて外に出てみることで、自分に合った働き方や生き方を見つけるきっかけになります。
お酒が好きな人は、バーなどに行くのもオススメです。
バーに行くことで、そこで意外な人脈が生まれたり、色々な人の人生を垣間見ることもできます。
転職や副業を考える際にも、社外のつながりが情報源や支援の基盤になります。
社会人サークルや勉強会に参加し、意識が高い人たちと出会うことで、自分の視野もぐっと広がります。
勉強会などはオンライン開催も多いので、まずはオンラインで参加してみるのもいいでしょう。
新たな人脈を築ける上に、勉強もできるので、さらに自分を成長させることも可能です。
自分の世界を広げるためにも、早いうちから意識的に人とのつながりを育てておくことが大切です。
まとめ
20代におすすめの自己投資を6つ紹介しました。
1:読書
2:資格取得
3:身体と心のメンテナンス
4:自己分析
5:金融・マネーリテラシーを身につける
6:社外の人との交流
自己投資は「やった人だけが得する」もの。そして、早く始めた人ほどリターンが大きくなるのが特徴です。
読者や身体や心のメンテナンスは工夫次第で、お金をかけずにはじめることが可能です。
完璧にやらなくて大丈夫!
興味がわいたことから1つでも始めてみてください。
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