新社会人になると、仕事に追われて休日の過ごし方に悩むことが増えます。
「せっかくの休みなのに、何をしたらいいかわからない」
「平日の疲れが抜けず、休日を無駄に過ごしてしまう」
と感じる人も多いのではないでしょうか?
新入社員の休日の過ごし方は、仕事のパフォーマンスにも直結します。
適切に休みを使い自己効力感を高めることで、心身のリフレッシュができ、仕事の効率も向上します。
この記事では、新入社員が充実した休日を過ごすために自己効力感を高める必要性と休日の過ごし方を5つ紹介します。
世界の一流は休日に自己効力感を高めている

休日というと、身体や脳の休息をする日というイメージもあるでしょう。
しかし、世界の一流は、休日を使って自己効力感を高め、心のエネルギーもチャージしています。
自己効力感を高めることで、ポジティブな気持ちで仕事と向き合うことが可能になります。
自己効力感とは自分は目標達成できると思うこと
自己効力感とは、自分は目標を達成できる、きっとうまくいくという信念や自信をもつことを指します。
自己効力感が高いと、どんな状況でもポジティブに行動することができます。
自己効力感が高い人の特徴
- 新しいことに積極的に挑戦する
- どんなこともスピード感をもって取り組む
- 失敗しても「次はきっとうまくやれる」と考える
- できない理由よりどうすればできるかを考える
- 周りから学ぶ姿勢を持っている
自己効力感が低い人の特徴
- 「自分には無理だ」とあきらめる
- 失敗を恐れて挑戦しない
- 工夫や努力を継続できない
- 不安や困難があると途中であきらめる
- 失敗すると落ち込むやすい
自己効力感と似た言葉で、自己肯定感があります。
混同されがちなワードですが、他者と比較するかどうかで大きな違いがあります。
自己効力感は、自分ならできると思うことなので、他者と比較する必要がなくなります。
ハードルも自然と低くなり、ストレスも感じづらい傾向にあります。
一方で、自己肯定感は、自分の能力や価値に対して自己評価が高い状態をいいます。
他の人と比べて自分が上と判断することになるため、自然とハードルが高くなり、ストレスも高くなる傾向にあります。
休日のおわりに、仕事が憂鬱に感じる人も多いのではないでしょうか。
仕事のプレッシャーが原因とされていますが、実は自己効力感が低いことも深く関係していると言われています。
仕事に対する自信のなさが頭痛や動悸、吐き気などを引き起こします。
こうした状態を回避するために、休日の間に自己効力感を高める必要があります。
休日は金曜の夕方からはじまっている
土曜・日曜の休日で自己効力感を高めるとはいっても、平日の仕事の疲れでそんなことしている暇はない、という方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、金曜の夕方に休日の予定を前倒しでいれ、金曜日の仕事を中途半端に終わらせてみましょう。
世界の一流ビジネスパーソンは金曜午後に仕事を追い込むことはないと言われています。
週末が近づくと、疲れが蓄積されますがそこで無理をして追い込むのではなく、意図的に仕事を中途半端に終わらせて、翌週の作業効率を高めます。
さらに、充実した休日を過ごすために以下の準備をします。
- 事前に土日の過ごし方を計画
- 金曜午後に翌週のタスクを整理
- 金曜夕方に予定を入れる
思いつきで行動をしてしまうと、目移りばかりしてしまい、すべてのことが中途半端に終わってしまいます。
そうならないように、事前に土日のスケジュールを立てるようにしましょう。
土曜日はリスキリングに注力し、日曜はリフレッシュデーにして脳をリセットすることでメリハリのある休日を送ることができます。
また、心おきなく休日を楽しむために、金曜のうちになるべく仕事への不安や仕事のことを考える時間を減らすことが大切です。
そのために、金曜の15時頃に翌週のタスクを整理しましょう。
そうすることで、不安なく休日を過ごすことができ、月曜からの仕事をスムーズに進めることができます。
日本で働く人は、しばしば金曜の夜に残業をして仕事を追い込む方もいます。
しかし、金曜夜にラストスパートをかけてしまうと、肉体的にも精神的にもダメージが大きく、思うように休日を過ごせない可能性が高くなります。
そうならないように、休日の予定を金曜の夕方に入れて前倒しにすることがオススメです。
友人と会う予定やジムに行く予定などを金曜の夕方や夜に設定すると、土曜・日曜の自由度も上がります。
戦略的に休日を使い分ける
土曜を「チャレンジデー」、日曜を「リフレッシュデー」に分けることで、教養と休養を取ることを目指します。
土曜はアクティブな時間を楽しみ、日曜はインドアな時間を持つことで、平日の疲れを取りつつ、エネルギチャージをすることが可能です。
土曜をどう使うかが休日のカギを握ります。
日曜の夕方になると、翌日の仕事のことが頭をよぎり始め、大切な時間を心の底から楽しめなくなります。
また、趣味でゴルフや登山、ツーリングなどアクティブなことをする方も日曜に予定を入れてしまうと、翌日に疲れが残りやすいです。
自分にとって大事な予定は土曜に組み入れるようにしましょう。
自分で決めた休日の過ごし方を主体的に楽しむことで、自己効力感を高めることができます。
チャレンジデーやリフレッシュデーにおすすめの休日の過ごし方

1. しっかり休んでリフレッシュ
新入社員は慣れない環境で働くため、平日の疲労が蓄積しやすいです。
そのため、休日にはしっかり休んで体調を整えることが大切です。
- 十分な睡眠をとる:睡眠不足は仕事のパフォーマンスを低下させます。休日は少し長めに寝ることで、体の疲れを回復させましょう。
- 軽い運動をする:ジョギングやヨガなどの軽い運動をすることで、血流が良くなり、疲労回復を促します。
- お風呂にゆっくり浸かる:ぬるめのお湯に浸かることで、自律神経が整い、リラックス効果が得られます。
- マッサージやストレッチをする:肩こりや腰痛がある場合は、ストレッチやマッサージで体のケアをしましょう。
2. 趣味を楽しんでリフレッシュする
趣味を持つことで、日々のストレスを解消し、リフレッシュできます。
特に、新入社員は仕事に慣れるまで精神的な負担が大きいので、趣味を持つことは大切です。
- アウトドア系の趣味:キャンプ、登山、釣りなど自然の中で過ごすことでリフレッシュできます
- スポーツ系の趣味:ランニング、サイクリング、テニスなど、体を動かすことでストレス発散ができます
- インドア系の趣味:映画鑑賞、ゲーム、料理など、自宅で楽しめる趣味も良いでしょう
- クリエイティブな趣味:写真撮影、イラスト、音楽制作など、創作系の趣味は達成感も得られます。芸術鑑賞もおすすめです
3. 友人や家族と過ごす
新入社員は、職場の人間関係に悩むことも多いです。
休日に友人や家族と過ごすことで、仕事のストレスを発散し、気持ちをリセットできます。
- 友人とカフェや食事に行く:仕事とは違う話題でリラックスできます
- 実家に帰る:家族と話すことで、安心感が得られます
- 趣味仲間と交流する:共通の趣味を持つ人と過ごすことで、充実した時間を過ごせます
- 社会人コミュニティに参加する:同じような境遇の人と交流することで、良い刺激を得られます
4.家のことを片付けて気持ちを整える
部屋が散らかっていると、無意識にストレスを感じやすくなります。
休日に部屋を整えることで、気持ちもスッキリします。
- 不要なものを処分する:断捨離をすることで、部屋がスッキリします
- 掃除をする:床掃除やキッチンの片付けをすると、気持ちがリフレッシュされます
- 部屋の模様替えをする:家具の配置を変えるだけでも、気分が変わります
5. スキルアップの時間を作る
社会人としてのスキルアップは、将来的なキャリアに大きな影響を与えます。
休日に学習の時間を確保することで、成長を加速させることができます。
- 読書:仕事に役立つビジネス書や専門書を読むことで、知識を深められます
- オンライン講座の受講:SchooやUdemyなどのオンライン学習プラットフォームを活用し、スキルを高めるのもおすすめです
- プログラミングや語学学習:特にITスキルや英語力は、どの業界でも役立つスキルなので、少しずつ学んでおくと良いでしょう
- 資格取得の勉強:業界ごとの資格を取得することで、今後のキャリアアップに繋がります


まとめ 休日の過ごし方を変えることで1週間の流れも変える

新入社員の休日は、ただダラダラ過ごすのではなく、目的を持って使うことで充実したものになります。
- しっかり休んでリフレッシュする
- スキルアップの時間を作る
- 趣味を楽しんでリフレッシュする
- 友人や家族と過ごす
- 家のことを片付けて気持ちを整える
休日を上手に使うことで、仕事のモチベーションも向上し、より良い社会人生活を送ることができます。
ぜひ、自分に合った休日の過ごし方をみつけてください!